四国八十八ケ所第2レグ(その2)。2日目・3日目で第18番恩山寺~第22番平等寺まで、5つの札所を巡ります。
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排気ガスとともに
7:30出発予定も、少し遅れて7:50に出発。
まずは国道55号線をひたすら南下します。
始めは多くいた通勤・通学者はだんだんとまばらに……。
ずーっと交通量が多く、トラックもバンバン走っているので、ちょっと空気が悪いです。
4月だとまだいいけど、夏の暑い時期とかだとかなり辛いかも。
40分くらいでコンビニで休憩したいなーと思ったものの、一向に見当たらず。
1時間半ほど歩いたところにあった遍路小屋で休憩。
ちょうど男性のお遍路さんと入れ替わりでした。
何気に、2日目にして歩き遍路の方と会うのは初めて!
更に30分ほど歩いたところで国道を右に逸れ、住宅街へ。
日差しが強く、暑くなってきました。
10:10に第18番札所・恩山寺に到着。
ここでもお大師様がお出迎え。
団体さんが2組いて、ちょっとした混雑。
少し、足に疲れがたまってきた気配。
お腹も空いてきたけど、ここから先に果たして食事するところはあるのでしょうか。
小さな同行者たち
恩山寺からは、一旦山道に入った後、舗装路に戻ります。
山道で出会った外国人のご夫婦にミカンをいただきました。
朱塗りの橋を越えると、
第19番札所・立江寺に到着。
恩山寺からは1時間ほど。
多宝塔とお大師様。
広いけど、落ち着いていて、とてもいいお寺でした。
既に12:00を過ぎたものの、ご飯を食べることができず。
お寺の前で柏餅を購入。
立江寺を出てからは、山間の舗装路が延々と続きます。
始めは住宅街の中、その後は県道22号線に入ります。
途中、小学校の前を通ったら下校のタイミングで、低学年であろう男の子と女の子が面白がって後ろを着いてきました。
私が立ち止まって後ろを振り返ると、二人も立ち止まって、こちらを見つめます。
めっちゃ可愛い!
そう思いつつ、子どもにも人見知りする自分……。
こういう時に「お名前は?」とか、「いくつ?」とか話かけたりできない。
それどころか、子どもを連れた不審者と思われたらどうしよう、なんてヒヤヒヤ。
そんな、奇妙な旅は15分ほど続きました。
最後、分岐でお別れするときに「バイバイ!」と手を振ると、はにかみながら手を振ってくれました。
ふれあいの里さかもと
子どもたちと別れてから、道は上り坂に。
何もない舗装路をひたすら登っていくのは、結構しんどいものがあります。
休憩を挟みながら、ゆっくりと歩き続けて、15:00に道の駅「ひなの里 かつうら」に到着。
立江寺からは2時間半の道のりでした。
道の駅は思ったより小さめで、食堂のうどんも売り切れていたので、本日宿泊する宿に電話をしました。
宿泊したのはふれあいの里さかもとさん。
廃校になった小学校を改装した宿で、遍路道からは少し外れているので道の駅まで送迎してくれます。
道の駅からは車で10分ほど。
お部屋もお風呂もとてもキレイ。
ちなみに、私が宿泊したのは職員室でした。
前日は混雑していたみたいですが、この日は私含め男3人しか宿泊者がいませんでした。
夕食時にお話を伺うと、残り2人はどちらも定年を迎えたお遍路さんで、通し打ちとのことでした。
お一方は初めてでしたが、もうお一方は今回が3巡目で、来年スペインへ「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」の巡礼に行くそうです。
羨ましい……私もいつか、行ってみたいものです。
2日目の記録
歩数:35,906歩
歩行距離:24.98km
使ったお金
- 昼食(柏餅) 240円
- 飲み物ほか 510円
- 宿泊費(さかもと)※翌日のおにぎり含む 7,200円
- 納経代×2 600円 =合計 8,550円
3日目、2度目の遍路ころがし
前日は22時過ぎには寝て、この日は5:30起き。
朝ご飯を食べたあと7:00に出発して、3人揃って道の駅まで送ってもらいました。
お二人と別れて、道の駅の先にあるコンビニで買い出し。
次の鶴林寺、さらにその次の太龍寺に至る道はいずれも「遍路ころがし」と言われ、この区間は屈指の難所であるようです。
この日はさらにその次の平等寺まで行く予定なので、水分と食料の補充は必須です。
10分ほどで山に突入。
ずんずん登って、
40分ほどでこの絶景。
休憩なしで、一気に第20番札所・鶴林寺に到着。
所要時間は1時間ほど。
急な箇所もあったものの、比較的歩きやすかったです。
その名の通り、境内には鶴の像が。
ここも、木々に囲まれた、いいお寺でした。
山中で弘法大師と出会う
鶴林寺を出たあとは、ひたすら下ります。
個人的には舗装路より山道に方が好きなので、ズンズン進みます。
30分ちょっとで、先ほどの登りで見えた橋まで下りてきました。
そして、ここからは再び登り。
快調なペースで飛ばします。途中で何人か歩きお遍路さんに出会い、お話ししました。
2時間かからずに第21番札所・太龍寺に到着。
参道が長い!
太龍寺はこれまでで一番大きなお寺でした。
それもそのはず、太龍寺は「西の高野」と呼ばれているそうです。
本堂。
歩いている間は汗だくだでしたが、山の上だからか少し肌寒い気がします。
太龍寺へはロープウェイでも来ることができます。
ロープウェイを眺めながら、宿で握ってもらったおにぎりを食べました。
太龍寺を出発したあと、急な坂を15分ほど登ると見えてくるのがこの景色。
ここは、舎心ヶ嶽といって、若き日のお大師様(空海)が修行した場所だそうです。
前を歩いていた外国の男性にルートを教えてもらって、近づくとこんな感じ。
ここからは再び、ゆたすら下ります。
結構傾斜がきつくて、膝への負担が大きかったです。
一度、平地に戻ったあと、また山を越え。
舗装路に戻ると、30分ほどで第22番札所・平等寺。
太龍寺からはちょうど3時間でした。
参拝を終えて、本日の宿へ。
平等寺のすぐ隣の山茶花さん。
この日は満室で、とても美味しい夕食は賑やかなものとなりました。
3日目の記録
歩数:39,343歩
歩行距離:26.95km
使ったお金
- 飲み物ほか 690円
- 宿泊費(山茶花) 6,500円
- 納経代×3 900円 =合計 8,090円
シューズを変更したこともあり、第2レグは順調に3日目まで終了。
残すは、徳島県最後の札所・薬王寺のみです!