四国八十八ケ所第2レグ(その3)。3日間で6つの札所を巡り、ついに最終日。徳島県最後の札所・23番薬王寺を目指します。
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早朝に出発
最終日。
5:20に起床して、6:00から朝食、6:30に出発しました。
初日のルート間違えがあったので、毎日宿に着いてから(いまさら)必死でネットで情報収集始めました。
その結果、平等寺から薬王寺までは山越えと海沿いの2パターン、コースがあることが判明しました。
山越えの方が距離は短いけど、せっかくだから海沿いの方にしよう、
と思っていましたが、ご覧の天気。
大人しく山越えルートにすることにしました。
集落を抜けたあと、峠越えの舗装路を進む。
一台もクルマ通らなかったけど、通ることはあるのだろうか……。
国道55号線に合流すると、交通量が増えて、トンネルも出てきます。
空気は悪いし、音がガンガン響いて怖い……。
緑のラインはお遍路さんゾーン。
周囲になにもなくて、退屈な舗装路が続きます。
いつ雨が降ってもおかしくないような空模様の中、4時間以上歩き続けてようやく平地に。
薬王寺まではあと少し。
黙々と歩くこと4時間半、第23番札所・薬王寺に到着。
薬王寺は街中にあるのと、厄除けで有名だそうで、お遍路さん以外の一般の参拝客の方もたくさいいました。
境内からは海と、日和佐城跡が見えます。
お寺から10分ほどで、日和佐駅と、そこに併設された道の駅に到着。
時間つぶせそうな場所がないので、次の駅まであるいて次回のために少しでも距離を稼ごうかとも思いましたが、空模様も怪しいので徳島駅に戻ることにしました。
日和佐駅から徳島駅までは、1時間40分ほど。
ウトウトしてたら、いつの間にか大混雑していました。
しかしまぁ、よくこの距離を自分の足で歩いたものです。
最後の最後にトラブル発生
徳島駅には14:30前に到着しました。
まだ、天気はもっているので、コインロッカーにザックを預け、ご飯を探します。
と、思っていたら、一瞬で暴風雨に。
折り畳み傘を破壊されそうになりながら、ラーメン屋を探したものの、閉まっている店ばかり。
とりあえず、開いていたけんど茶屋さんに飛び込みました。
「徳島丼」なるものを頼んでみました。
徳島ラーメンの具材がご飯に乗ってて美味しかったのですが、それ以上のお気に入りが、付いてきた「そば粥」。
お雑煮みたいなお汁に、そばの実とすだちが入っていて、さっぱりした味でした。
そして、お土産選びにたっぷり時間をかけたあと、バスで空港へ向かいました。
しかし、バスの中でANAから一通のメールが、
「天候調査のお知らせ」
なんと……まさかの事態です。
空港到着後、必死の願いが通じたのか、なんとか飛行機は飛んだものの、結構揺れて怖かったです。
4日目の記録
歩数:46,776歩
歩行距離:33.07km
※日和佐到着時点では35,782歩、27.34kmでした。
どんだけ徳島市内をウロウロしたんだ……。
使ったお金
- 昼食(けんど茶屋) 756円
- 飲み物等 299円
- 電車賃(日和佐駅⇒徳島駅) 1,090円
- バス代(徳島駅⇒徳島空港) 440円
- コインロッカー 300円
- 納経代×1 300円 =合計 3,185円
第2レグまとめ
歩数:152,300歩
歩行距離:104.26km
使ったお金:33,327円 ※羽田~徳島往復はマイル利用、自宅~羽田は含まず
こうして、2年かけて徳島県内の23カ所の札所を巡り終えました。
阿波の国(徳島県)は発心の道場と呼ばれておりますが、そのとおり、遍路としての心構えを固めることができたように感じています。
そして、これからも巡礼を続けていくべく、次回の計画を練っています。
ここまで6回に渡って、これまで2回の巡礼を振り返ってきましたが、次回は高知県に突入した記事を書くことができるよう、頑張ります!