kindle paper whiteを購入して、電子書籍デビューしてから早半年。使用してみての感想と、ここまで読んだ電子書籍をご紹介します。
私は半年前に熟慮の末、kindle paper whiteを購入しました。
その後、長期間の旅行や登山には行けていないものの、日常生活や4月のお遍路、出張の際には欠かさず持ち歩いています。
今回は半年使用してみての感想を書いていきたいと思います。
半年間使用しての感想
広告に関して
購入時の記事でもご紹介しましたが、kindle paper whiteはスペックによって値段が異なります。
詳しくいうと、容量とロック画面等に広告が表示されるか否か、Wi-Fiモデルか+4Gモデルかです。
私は最も安価な8GBの広告付きWi-Fiモデルを購入しました。
購入前には「広告はない方がいい」という意見も見ていましたが、正直私は全く気になりませんでした。
携帯のカメラと違って「一刻も早く起動させたい」というものでもないですし、スワイプすればすぐに広告も消えるので、現状ストレスに感じたことはありません。
圧倒的な携帯性
やはり紙書籍と比べて優れているのは、その携帯性です。
非常に軽いのでカバンに入れていても気にならないですし、文庫本と比べても厚みがないのでブリーフケースにも入れやすいです。
また、通勤電車でも片手で楽々読むことができます。
本というより、本棚を持ち運べる
以前は、特に出張中なんかだと思いのほか時間を持て余して、手持ちの本を読み終えてしまうことがありました。
出先で上巻を読み終わってしまって、下巻は買ったものが家にあるから、本屋で別の本を買って間に挟む……なんてことも。
旅行のときなんかは2冊以上持ち歩くこともありましたが、荷物になっていました。
しかし、kindle paper whiteであれば何冊DLしておいても携帯性は変わりません。
またWi-Fiがあれば、旅先でもDLすることができます。
その点でkindle paper whiteは非常に旅向きであると思います。
Prime Reading
通販大好きな私は、もちろんAmazonのプライム会員になっています。
お急ぎ便や日時指定便を使えるだけでも十分なのですが、Prime Videoなどの付帯サービスを使用できるのも嬉しいです。
Prime VideoやPrime Musicに比べると知名度が低いような気もしますが、プライム会員向けの付帯サービスの中にはPrime Readingという電子書籍の読み放題サービスもあります。
2019年9月現在で対象は書籍、漫画、雑誌など1,000冊以上、kindleには一度に10冊まで保存することができます。
探してみると、結構いろいろな本があって面白いです。
有名作家の中編小説や、古典文学や人気漫画の第1巻も数多く登録されているので、新たなきっかけを与えてくれるのも嬉しいです。
のちほどご紹介しますが、私もここから何冊か読みました。
とりあえず電子書籍を試してみたい方や、読むものに迷ったときはオススメです。
ちなみに、上位サービスとしてkindle Unlimitedといものもあります。
こちらは月額980円が必要となりますが、HPによると和書12万冊・洋書120冊以上が読み放題となります。月980円と聞くと、ちょっと高いような気がしますが、読みたい本が対象となっていることが割と多いため、加入しようか迷っています……。
セールを活用
kindle本は紙書籍より安いとはいえ、割引率は微々たるものです。
古本屋に出回っているような旧作であれば、古本屋の方がよっぽど安くなります。
しかし、日替わり・月替わりといった定期的なものから、○○特集や出版社ごとのものまで様々なセールが頻繁に行われておりますので、私はそれを活用するようにしています。
特に日替わりセールに関しては、毎日3冊が結構な割引率になっているので、興味がある本があった場合はすかさず購入しています。
ちょっと不満なところ
期待のハイライト機能
書籍内にハイライトや注釈を入れて、クラウド上で確認できるという機能は、読書ノートをつけ始めるのにとても便利!と期待していましたが……
実際にやってみると、スクリーンの感度もあってか、中々自分が引きたいところにハイライトが引けず……
先日kindleがアップデートされたようで、ハイライトの引きやすさはかなり改善した気がします。が、あとはやる気の問題ですね。
kindle書籍の価格
Prime Readingやセールが利用することができ、定価も紙書籍より価格が低めに設定してあるものが多いとはいえ、前述のとおりさほど安くはありません。
紙書籍と違って、他人にあげたり、古本屋で売ったりできないので、もう少し安ければ嬉しいなーというところではあります。
これまで読んだ本
ここまで半年間使用しての感想を綴ってきましたが、全体的には満足しています。
バタバタしていて、なかなか冊数は稼げていませんが、この半年間でkindle paper whiteで読んだ電子書籍をご紹介します。
大好きな作家、辻村 深月さんの短編小説です。
Prime Readingで無料で読むことができました。
この2冊は3回目の遍路前に読みました。四国遍路の成り立ちを知るのに役立ちます。
日替わりセールで購入。
イギリスがいかにして世界の覇者になったかを、国家と海賊の関係をもとに紐解きます。『パイレーツ・オブ・カリビアン』的な海賊観が根底から覆ります。
こちらは以前別記事でご紹介しましたので、そちらを是非。
先日長野県・松本市を訪れた際に、当地は廃仏毀釈が激しかったと知り、そもそも「廃仏毀釈について詳しく知らないな」と思っていたので購入。
明治維新後の各地での動きについて、とてもわかりやすく説明してあります。
読んでいるようで読んでいなかった、名作古典たち。
いずれもPrimeReadingで無料でした。
こうした機会を得られたのもKindleのおかげです。
「カラマーゾフの兄弟」は残りの2~5巻も購入して読みました。
本当のことをいうと、日替わりセールになっていたのを、(間違えて)購入しました。
人生は「移動距離」で決まる、という筆者の主張はとても刺激的でした。
「地球の歩き方」で有名なダイヤモンド・ビッグ社の社員の方々によるエッセイ集です。格安なので購入。
皆さんそれぞれバックパッカーとしての経験がとても豊富で、「入社面接とかよっぽど面白い経験を話さないとダメなんだろうなー」なんて、余計なことを考えてしまいました。
「深夜特急」を読んだ後だったので、見た地名がたくさん出てきました。
こんな感じで、セールやPrime Readingを活用しつつ、ジャンルもバラバラに読んでいます!
それでも紙書籍が好き!という気持ちは捨てていませんが、電子書籍に十二分にメリットを感じることができています。